令和4年8月25日
「インフラ整備が『転落・日本』を再興する・・フローとストックの視点から・・」
講師
一般社団法人全日本建設技術協会 会長
国土学総合研究所所長
元国土交通省技監
大石 久和氏
目次
関連著書
「国土学」が解き明かす日本の再興 ― 紛争死史観と災害死史観の視点から」
日本はどこへ向かうべきなのか 輝く日本を取り戻すには 日本人であることをしっかり 認識するところから始めるしかない。 「国土学」が、我が国の歩むべき道を解明する。 日本再興のためには、まず日本と他国との成り立ちの違いや考え方の相違を理解することから始めなければならない。本書では「紛争死史観」(ヨーロッパ等ユーラシア)と、「災害死史観」(日本)という歴史観/死生観を提示。この大いなる仮説のもと、新機軸の日本再興論を展開。「国土に働きかけなければ、国土からの恩恵は得られない」と国土学を提唱する著者が、日本国土の自然・地理的条件や、日本人特有の歴史観・死生観を、諸外国と比較しながら多角的に分析し、日本国家にもっとも適した国づくりの方針を導き出します。 歴史学、地理学、地政学、人類学など、多岐にわたる学問領域を横断的に解読し、日本人の死生観を分析。他に類をみない発想で「日本人とはなにか」「日本人なら知っておきたい世界との懸隔」を論じます。 第一部 ユーラシアの「紛争死史観」と日本の「災害死史観」 第一章 国土学―世界の「外」に立つ日本 第二章 「共」の発見―ヨーロッパ人との分岐点 第二部 世界と異なる日本人の感覚と思考 第三章 特異な日本人―世界と異なる感覚と思考 第四章 ルールを変えられない国―刷り込みに拘束される日本人 第五章 日本人の歴史観―「流される過去」と「積み重なる過去」 第六章 言語感覚と日本語の乱れ―母語をないがしろにする国は滅ぶ 第三部 国土学が問う現代日本の危機と再出発への道 第七章 一九九五年というターニングポイント 第八章 誤りの財政破綻論―日本を破壊する財政再建至上主義 第九章 日本の再出発―国土が育んだ日本人本来の姿